1980年代から90年代にかけてアイドルとして一世をふうびした
俳優で歌手の中山美穂さんが6日、東京・渋谷区の自宅で
亡くなっているのが見つかりました。54歳でした。
中山さんは東京都出身で1985年、14歳のときにテレビドラマ
「毎度おさわがせします」で俳優としてデビューし、
ドラマや映画に次々と出演しました。
また、歌手としても「ツイてるねノッてるね」や「WAKU WAKUさせて」など、
数々のヒット曲を発表して一躍、トップアイドルの地位を確立し、
「ミポリン」の愛称で親しまれました。
その後も「ただ泣きたくなるの」やWANDSと一緒に歌った
「世界中の誰よりきっと」が大ヒットしNHK紅白歌合戦にも
7年連続で出場しました。
2002年に結婚したのを機にフランス・パリに移住して表舞台からは
遠ざかっていましたが、2010年には映画に主演するなど日本での
芸能活動を再開させていました。
中山さんは6日夕方から大阪市でコンサートを開催する予定でしたが、
公式サイトで体調不良を理由に中止すると発表していました。
警視庁によりますと正午すぎに中山さんの事務所の関係者から110番通報があり、
警察官が駆けつけたところ、東京・渋谷区の自宅で
亡くなっているのが見つかったということです。
54歳でした。
街の人から惜しむ声
中山さんが亡くなったことについて、50代の男性は「私が小学生の時に
ドラマに出ているのをよく見ていました。
きれいな方だという印象で、ショックで言葉が見つかりません」と話していました。
40代の女性は「兄が大好きだったので、驚きました。
小学生の時に友達とみんなで中山さんの歌を歌いながら学校に通っていました。
実力のある方だったので残念です」と話していました。
20代の女性は「いま初めて亡くなったことを知り、とてもショックです。
世代は私たちより上の方ですが、『世界中の誰よりきっと』を
別の若い女優さんがカバーしていてよく聞いていました。
テレビで見ていても優しそうな方だという印象でした。
とても残念ですと話していました。
死亡の経緯
発見場所: 東京都渋谷区の自宅浴槽内
発見日時: 2024年12月6日正午過ぎ
発見者: 事務所関係者(中山さんが待ち合わせに来なかったため、自宅を訪れた)
死因: 現在調査中
中山美穂さんについて
生年月日: 1970年4月1日
出身地: 東京都
活動: 歌手、女優
デビュー: 1982年
代表作: ドラマ「毎度おさわがせします」、映画「Love Letter」など
報道されている主な内容
突然の訃報:
54歳という若さで、死因が不明なため、
ファンや関係者に大きな衝撃を与えている。
多岐にわたる活躍:
歌手として数々のヒット曲を出し、女優としても映画やドラマで活躍。
特に「Love Letter」は日本のみならず、海外でも高い評価を得た。
今後の調査: 警視庁は詳しい死因を調べている。
中山美穂さんの元夫で作家の辻仁成、元妻が亡くなる前日に
投稿していた「苦しい時は休もう」メッセージ
元夫・辻仁成がSNSにメッセージ投稿
中山さんは東京都渋谷区の自宅で死亡しているのが見つかり、
捜査関係者によると浴槽内で発見されたという。
事件性はないとの情報もあるが、所属事務所は現時点では
なにもコメントを発表していない。
そんななか、SNS上では、中山さんの元夫である
作家・ミュージシャンの辻仁成のSNSに注目が集まっている。
「辻さんは中山さんが亡くなったと思われる日の前日に自身の
Xとインスタグラムを更新しメッセージを投稿したのです」
メッセージは以下のように綴られていた。
《ぶっちゃけ苦手な人に好かれなくていいし
頭ごなしのやつは無視だし
敬意がない人に誠意は無用
低く見てくるやつに尻尾ふらない
嫌な感じがするなら迂回し
神経は使わないのが原則
周りに振り回す権利なし
一緒にいると楽な人を大事に
常に自分が幸せになる方向に
苦しい時は休みましょう
自分の人生》
その数日前にも辻さんは、
《ダメだダメだと自己否定してなんになる》
《関わりたくないなーと直感したなら、やめときましよ》
《危ない橋渡る必要ないでしょ》
と投稿している。
「辻さんはこれ以前にも、人生に前向きになれるようなメッセージを
インスタやXに投稿することもありましたが、どちらというと
自分自身に対しての応援メッセージが多い印象でした。
ただ、この数日は誰かに向けて語りかけているような感じだったので、
SNS上で注目が集まっているのかもしれません」
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