※報酬総額1億1667万円
目下、ガーシーこと東谷義和被告(52)は暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)と
名誉毀損や強要、威力業務妨害など五つの罪に問われている。
2023年12月21日の公判で、知人の勧めを断り切れずに暴露系ユーチューバーに
なったと主張したが、結局、他人を貶めることでいくら儲けたのか。
このほど、東谷被告を摘発した警視庁捜査2課作成の捜査資料を入手した。
それは、楽天銀行に開設された「ONE」なる合同会社の口座の取引明細。
期間は2022年4月から8月にかけて。要は、東谷被告の「出納簿」である。
『東谷義和のガーシーch【芸能界の裏側】』がスタートしたのは22年2月14日。
開始2カ月足らずでチャンネル登録者数は100万人を突破、収益化にも漕ぎつけた。
出納簿によると、ユーチューブを運営する「グーグル」から最初の収益13円が
振り込まれたのは22年4月8日。その10日後には80万5000円へと急増している。
飛ぶ鳥を落とす勢いだったガーシーchだが、半年も持たずに7月12日、
アカウントがBAN(凍結)される憂き目に。結果として、芸能人らの
スキャンダルを暴露することで得た報酬は総額1億1667万円。
ほかに、ガーシーchの「切り抜き動画」を手掛ける33人から徴収した
収益の半分、1919万円もONEの口座に入金された。
※謎の1億205万円
一方、東谷被告はこの時期になぜか、動画配信とは関係のない大金を手にしている。
その額はガーシーchの収益に匹敵する1億205万円。それを振り込んできたのは、
「エクシア合同会社」だった。
エクシアと言えば、1万2000人から723億円を騙し取った、
知る人ぞ知る投資会社である。
東京・六本木に月額賃料5000万円の豪華オフィスを構え、
「かけるん」と称する菊地翔(かける)CEOは一晩に
数千万円を費やすほどのキャバクラ狂い。
だが、所詮は投資実態のない「ポンジスキーム」ゆえ、
破綻は時間の問題だった。
相次いで、損害賠償請求訴訟などを起こされている有り様だ。
エクシア関係者によれば、
「ガーシーがユーチューブで“これからエクシアを追及する”と
宣言したことがありました。
それに対し、幹部の一人が菊地さんに“どうしますか?”と訊ねた。
すると、菊地さんは“大丈夫。口止め料を支払ったから”と打ち明けたのです
「週刊新潮」2024年1月4・11日号「MONEY」欄の有料版では、
「出納簿」の明細や動画編集者の供述内容、謎のエクシアからの
振り込みなどについて詳報する。
なお、東谷被告には代理人弁護士を通じて取材を申し込んだものの、
回答は得られなかった。
「週刊新潮」2024年1月4・11日号 掲載
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