"AIと共に78歳の新たな挑戦へ!?"カテゴリーの記事一覧
-
相続した空き家の売却益のうち、3,000万円が実質非課税となる譲渡所得税の特例がある。国の空き家抑制施策による特別措置だ。今までは、この特例の適用を受けるには建物の耐震改修や解体をおこなってから売却する必要があったが、今年1月からは、売却後に買主がおこなえば適用を受けられるようになった。特例を満たす条件や手続きの概要についてまとめた。相続した空き家の売却益のうち3,000万円が非課税に空き家譲渡3,000万円控除の特例とは、相続または遺贈により、亡くなった人が居住していた家屋やその土地を売却した場合、一定条件の下、譲渡所得から3,000万円まで控除を認めるものだ。譲渡所得にかかる譲渡所得税は、売却価格から取得費や譲渡費用を控除した譲渡益に対して、長期保有の場合15.315%の税率(これとは別に住民税5%)でかかってくる。相続で取得した不動産の場合、先祖伝来の不動産であったり取得価格が不明であったりして、売却価格に比して譲渡益が大きくなってしまうことも多い。譲渡益が大きく譲渡所得税が多額になると見込まれるため、相続した不動産を売却することを躊躇する人も多いだろう。しかし、空き家譲渡3,000万円控除の特例を利用できれば、譲渡益のうち、実質的に3,000万円が非課税ということになる。相続不動産の組み替えや効果的な運用を考え、相続不動産を売却する際には是非利用を検討したいところだが、特例を利用するためには、主に、以下の4つの条件に該当することが前提となる。相続または遺贈により取得した空き家が、旧建築基準法下の一戸建てであり、亡くなった人以外に居住者がいないこと相続時から売却時まで事業、貸付け、居住などに使用しておらず、売却時に空き家が一定の耐震基準を満たすこと空き家を取り壊して売却してもよいが、取り壊し後に他の建物などを建築していないこと相続開始時から3年以内に売却すること空き家譲渡3,000万円控除の特例は、元々、全国的に居住目的のないような空き家の増加が問題視され、そのような危険な空き家発生を抑制するために講じられた措置である。今年1月からは、今後相続の増加とともに空き家の増加も見込まれることなどから、更なる抑制のため、適用要件が緩和されることになった。今までは、空き家を耐震基準を満たすように改修するか、あるいは解体するか、いずれかの対策を相続した人が売却前におこなう必要があったが、今年1月からは、売却後に買主がおこなうケースもこの控除特例の対象になる。旧建築基準法下で建築された築古戸建てを売主が、耐震改修をおこなったり、解体をしたりしてから売却するのは、金銭的にもハードルが高い。実際の築古戸建ての売買市場では、不動産業者や不動産投資家などの買主が、建物の改修や解体をおこなうこと前提に取引されることが多い。今回の改正は、このような事情を踏まえて、空き家の早期有効活用を促し、空き家の増加を抑えようとするものだろう。
出典:国土交通省適用を受けるには、市区町村の確認が必要売却後に、建物の耐震改修や解体を買主におこなってもらうことで特例の適用を受けようとする場合には、基本的に売買契約の中で特約を付けることが必要となる。国土交通省が特約の文言例を公表しているが、買主がいつまでに、必要な工事を終え、租税特別措置法第35条第3項(空き家譲渡3,000万円控除の特例)に定める書類を売主に交付するかを記載することになる。履行できなかった場合の、税控除額相当額の損害賠償請求を盛り込んでおくことも推奨されている。なお、この空き家譲渡3,000万円控除特例の適用を受けるには、条件が揃っているかどうかを市区町村に確認してもらうことが必要となる。具体的には、市区町村の担当窓口で「被相続人居住用家屋等確認申請書・確認書」の交付を受けて、確定申告書に添付提出することが必要だ。この確認書の交付を受ける際に、特例の適用を受けるために必要な書類を整えて提出することで、条件が揃っているかどうかを市区町村が確認する仕組みだ。適用を受けるためには、「売買契約書」のほか、亡くなった人の住民票の除票や相続人の住民票、登記事項証明書などが必要となる。また、亡くなった人が老人ホームなどに入所していた場合であっても、入所までに空き家に居住していればこの特例の適用を受けることができる。その場合には、関係する書類が必要となる。手続きは若干面倒ではあるが、3,000万円の控除を受けるのと受けないのとでは、手元に残るキャッシュが大きく異なってくる可能性がある。条件に当てはまる空き家を相続していずれ売却を考えているのであれば、適用を受けることを検討したいところだ。適用を受けるには、相続開始後3年以内がリミットとなるので注意したい。 -
愛知県の消防隊員が宿営する消防分署の庁舎前に置かれたスターリンクのアンテナ米宇宙企業スペースXが手がける衛星インターネットサービス「スターリンク」の活用が、能登半島地震の被災地で進んでいる。従来の通信インフラが復旧していなくても高速通信が可能で、消防隊の拠点や避難所で導入。専門家によると、国内の災害現場での大規模利用は初とみられる。5日、救助活動のため愛知県の消防隊員約300人が宿営する石川県輪島市門前町の消防分署。庁舎前にスターリンクのアンテナが置かれていた。周辺で通信障害が続いていたが、各消防本部や石川県庁と活動状況を安定して共有可能に。名古屋市消防局の担当者は「他の隊や国の動きも把握することができ助かった」と話す。アンテナは防水・融雪機能を備え、気象状況に左右されず通信できた。スターリンクを国内で提供するKDDIは受信装置550台を避難所や行政機関、災害派遣医療チーム(DMAT)の拠点向けに供与した。学校のオンライン授業にも活用される。350人が避難する珠洲市立宝立小中では10日、校舎の屋上に2台を設置。無料Wi―Fiが利用できるようになった。
-
山林伐採は地球温暖化やカーボンニュートラル・SDGs等は世界中の問題です。全国で住民の反対を問題視せず、山林伐採後太陽光発電メガソーラの設置が進んでいます。メリットだけではなくデメリットは深刻なリスクを伴います。山林伐採太陽光パネル設置のデメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。1. 森林の減少による環境への影響山林伐採により、森林が減少することで、以下の環境への影響が懸念されています。二酸化炭素吸収量の減少水源の保全機能の低下生物多様性の減少2. 土砂災害のリスクの増加山林は、土砂災害を防ぐ役割を果たしています。山林が伐採されると、土砂の流出リスクが高まります。3. 景観の悪化山林伐採により、山林の景観が悪化します。また、太陽光パネルの設置により、景観が単調になる可能性があります。具体的には、以下のようなものが挙げられます。二酸化炭素吸収量の減少:森林は、二酸化炭素を吸収する働きがあります。山林伐採により森林が減少すると、二酸化炭素の吸収量が減少し、地球温暖化が進む可能性があります。水源の保全機能の低下:森林は、雨水を地下水として貯留する役割があります。山林伐採により森林が減少すると、水源の保全機能が低下し、水不足や水質悪化などの問題が発生する可能性があります。生物多様性の減少:森林は、多くの生物が暮らす生息地です。山林伐採により森林が減少すると、生物多様性が減少し、生態系が破壊される可能性があります。土砂災害のリスクの増加:森林は、土砂の流出を防ぐ役割があります。山林伐採により森林が減少すると、土砂の流出リスクが高まり、土砂災害が発生しやすくなります。景観の悪化:山林は、豊かな自然が楽しめる景観資源です。山林伐採により森林が減少すると、景観が悪化し、観光やレクリエーションの機会が減少する可能性があります。山林伐採太陽光パネル設置は、再生可能エネルギーの普及という観点からはメリットがありますが、環境への影響や景観への影響などのデメリットも考慮する必要があります。九州と北海道の電力料金格差の原因九州と北海道の電力料金格差の原因は、太陽光パネル設置増大にある可能性はあります。太陽光パネルは、発電コストが安価であるため、発電コストの低下が期待されています。しかし、太陽光発電は、天候に左右されるため、安定した電力供給が難しいという課題があります。そのため、太陽光発電を導入する際には、系統連系設備の整備や、バックアップとなる火力発電所の運用などが必要になります。これらのコストは、電力料金に転嫁されるため、電力料金の増加につながる可能性があります。また、太陽光パネルの設置は、送電網の逼迫につながる可能性があります。送電網の逼迫により、送電コストが高騰し、電力料金の増加につながる可能性があります。具体的には、以下のようなものが挙げられます。発電コストの低下太陽光発電の設置コストは、近年、低下傾向にあります。そのため、太陽光発電による発電コストは、今後も低下していく可能性があります。安定した電力供給の必要性太陽光発電は、天候に左右されるため、安定した電力供給が難しいという課題があります。そのため、太陽光発電を導入する際には、系統連系設備の整備や、バックアップとなる火力発電所の運用などが必要になります。送電網の逼迫太陽光パネルの設置は、送電網の逼迫につながる可能性があります。送電網の逼迫により、送電コストが高騰し、電力料金の増加につながる可能性があります。ただし、太陽光発電の導入拡大は、再生可能エネルギーの普及にもつながります。再生可能エネルギーの普及により、発電コストの低下や、地球温暖化の防止などの効果が期待されます。今後、太陽光発電の導入拡大が、九州と北海道の電力料金格差にどのような影響を与えるのか、注視していく必要があります。持続可能な早生桐植樹事業持続可能な早生桐植樹事業は、スギ花粉症対策や、山林の保全・活用に貢献する事業です。スギ花粉症は、日本においては国民病とも呼ばれるほど、多くの人が罹患しています。政府は、スギ人工林の伐採・植替えなどによる発生源対策を推進しており、早生桐植樹は、その一環として注目されています。また、早生桐は、耐病性や材質の良さなどから、高級家具や建築材などに利用されています。持続可能な早生桐植樹事業は、山林の保全・活用にもつながります。今後は、スギ花粉症対策の強化や、山林の保全・活用の推進などにより、持続可能な早生桐植樹事業が、より一層普及していくと予想されます。※早生桐の品種改良や栽培技術の開発スギ花粉症対策の強化につながる早生桐植樹事業の展開山林の保全・活用につながる早生桐植樹事業の展開これらの展開により、山林は、再生可能エネルギーの普及や、スギ花粉症対策、山林の保全・活用など、さまざまな課題の解決に貢献する重要な資源として、さらに重要視されるようになると考えられます。※山林伐採太陽光パネル設置のデメリット山林伐採太陽光パネル設置のデメリットは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。1. 森林の減少による環境への影響山林伐採により、森林が減少することで、以下の環境への影響が懸念されています。二酸化炭素吸収量の減少水源の保全機能の低下生物多様性の減少2. 土砂災害のリスクの増加山林は、土砂災害を防ぐ役割を果たしています。山林が伐採されると、土砂の流出リスクが高まります。3. 景観の悪化山林伐採により、山林の景観が悪化します。また、太陽光パネルの設置により、景観が単調になる可能性があります。具体的には、以下のようなものが挙げられます。二酸化炭素吸収量の減少:森林は、二酸化炭素を吸収する働きがあります。山林伐採により森林が減少すると、二酸化炭素の吸収量が減少し、地球温暖化が進む可能性があります。水源の保全機能の低下:森林は、雨水を地下水として貯留する役割があります。山林伐採により森林が減少すると、水源の保全機能が低下し、水不足や水質悪化などの問題が発生する可能性があります。生物多様性の減少:森林は、多くの生物が暮らす生息地です。山林伐採により森林が減少すると、生物多様性が減少し、生態系が破壊される可能性があります。土砂災害のリスクの増加:森林は、土砂の流出を防ぐ役割があります。山林伐採により森林が減少すると、土砂の流出リスクが高まり、土砂災害が発生しやすくなります。景観の悪化:山林は、豊かな自然が楽しめる景観資源です。山林伐採により森林が減少すると、景観が悪化し、観光やレクリエーションの機会が減少する可能性があります。山林伐採太陽光パネル設置は、再生可能エネルギーの普及という観点からはメリットがありますが、環境への影響や景観への影響などのデメリットも考慮する必要があります。九州と北海道の電力料金格差の原因は太陽光パネル設置増大にあるのではないでようか九州と北海道の電力料金格差の原因は、太陽光パネル設置増大にある可能性はあります。太陽光パネルは、発電コストが安価であるため、発電コストの低下が期待されています。しかし、太陽光発電は、天候に左右されるため、安定した電力供給が難しいという課題があります。そのため、太陽光発電を導入する際には、系統連系設備の整備や、バックアップとなる火力発電所の運用などが必要になります。これらのコストは、電力料金に転嫁されるため、電力料金の増加につながる可能性があります。また、太陽光パネルの設置は、送電網の逼迫につながる可能性があります。送電網の逼迫により、送電コストが高騰し、電力料金の増加につながる可能性があります。具体的には、以下のようなものが挙げられます。発電コストの低下太陽光発電の設置コストは、近年、低下傾向にあります。そのため、太陽光発電による発電コストは、今後も低下していく可能性があります。安定した電力供給の必要性太陽光発電は、天候に左右されるため、安定した電力供給が難しいという課題があります。そのため、太陽光発電を導入する際には、系統連系設備の整備や、バックアップとなる火力発電所の運用などが必要になります。送電網の逼迫太陽光パネルの設置は、送電網の逼迫につながる可能性があります。送電網の逼迫により、送電コストが高騰し、電力料金の増加につながる可能性があります。ただし、太陽光発電の導入拡大は、再生可能エネルギーの普及にもつながります。再生可能エネルギーの普及により、発電コストの低下や、地球温暖化の防止などの効果が期待されます。今後、太陽光発電の導入拡大が、九州と北海道の電力料金格差にどのような影響を与えるのか、注視していく必要があります。早生桐のメリット早期収穫が可能:早生桐は、普通の桐に比べて成木になるまでの期間が短いので、早期収穫が可能です。一般的に、普通の桐は70年ほどかかるところ、早生桐は40~50年ほどで成木になります。耐病性が高い:早生桐は、病害虫に強いという特徴があります。そのため、病害虫の被害を受けにくく、安定した収穫が期待できます。材質が優れている:早生桐の材質は、強度や耐久性に優れています。また、美しい木目と色合いも魅力です。そのため、家具や建築材などの高級品によく使用されます。山林伐採・皆伐山林伐採は、森林地域で木材や木材製品を収穫し、持続可能な森林管理の一環で、木材資源の利用を最適化するために行っております。皆伐は、ガイドラインを遵守し、特定の森林エリアですべての樹木を伐採、大規模な木材収穫を行っております。持続可能な山林伐採と皆伐事業では、環境への配慮、法的規制の遵守、再生などの措置が重要であり、森林資源の持続可能な管理を促進することが重要となっており、慎重な管理を行っています。早生桐植樹・早生桐種苗育成早生桐の植樹・種苗育成や試験・研究のサポートを行っております。早生桐は、成長が早く大量のCO2を吸収し、吸収量が最大になった成木の段階で一旦伐採することにより、伐採した切り株から新たな芽を出し、再び成木へと成長します。吸収量の多い成長期プロセスを繰り返すことで、他の植物と比べ何倍もCO2の吸収が可能です。伐採された早生桐は、木質ペレット・チップだけでなく、家具や病院の壁の住宅建材として使用されており、環境保護と経済効果は同時に望めないと言う今までの常識を変える植物として注目されています。株式会社SANSEIは、京都で独自に発見された早生桐を『京都皇帝早生桐』と名付け、商標登録の出願をしております。これからも研究・試験のサポートを行いながら、京都で生まれた『京都皇帝早生桐』を世界に発信し、地球環境に良い影響を与えられるような整備活動に努めてまいります。CO₂削減に関する企画コンサル業務全般企業や機関が二酸化炭素(CO₂)排出削減を目指すため、環境への貢献と経済的な効益の両方を追求できるように支援し、持続可能性を向上させる役割を果たせるために企画・サポートを行っております。早生桐植樹・早生桐種苗育成のメリットとデメリットを以下にまとめます。メリット早期収穫が可能:早生桐は、普通の桐に比べて成木になるまでの期間が短いので、早期収穫が可能です。一般的に、普通の桐は70年ほどかかるところ、早生桐は40~50年ほどで成木になります。耐病性が高い:早生桐は、病害虫に強いという特徴があります。そのため、病害虫の被害を受けにくく、安定した収穫が期待できます。材質が優れている:早生桐の材質は、強度や耐久性に優れています。また、美しい木目と色合いも魅力です。そのため、家具や建築材などの高級品によく使用されます。デメリット価格が高い:早生桐の種苗は、普通の桐の種苗に比べて高価です。そのため、植樹コストが高くなります。成長が早すぎると木が弱くなる:早生桐は、成長が早すぎると木が弱くなるというデメリットがあります。そのため、適度に剪定や施肥を行うなど、管理に注意が必要です。総合的に見ると、早生桐植樹・早生桐種苗育成は、以下の条件を満たす場合にメリットが大きいと言えます。早期収穫が必要な場合病害虫の被害を抑えたい場合高品質な木材を必要とする場合京都府は、早生桐の植樹・育成に力を入れている地域です。京都府の林業試験場では、早生桐の品種改良や栽培技術の開発に取り組んでおり、優良な早生桐の種苗が提供されています。スギ花粉による流行病スギ花粉による流行病は、スギ花粉症と呼ばれます。スギ花粉症は、スギの花粉がアレルギー反応を引き起こすアレルギー性鼻炎です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、結膜充血などの症状が現れます。スギ花粉症は、日本においては国民病とも呼ばれるほど、多くの人が罹患しています。2022年には、スギ花粉症の有病率は42.5%と推定されています。スギ花粉症の予防には、薬物療法や減感作療法などがあります。また、マスクやメガネを着用するなどの対策も有効です。なお、スギ花粉症の症状は、花粉の飛散量が多いほど重くなります。そのため、花粉の飛散状況を把握し、対策を講じることが大切です。スギ花粉症 政府の対策政府は、スギ花粉症対策として、以下の3本柱を掲げています。発症等対策発症等対策は、スギ花粉症を発症させないための対策です。具体的には、アレルギー性鼻炎の早期発見・早期治療や、アレルギー性鼻炎の予防のための啓発活動などが行われています。発生源対策発生源対策は、スギ花粉の発生量を減らすための対策です。具体的には、スギ人工林の伐採・植替えや、花粉の少ないスギ品種の植林などが行われています。飛散対策飛散対策は、スギ花粉の飛散を抑えるための対策です。具体的には、スギ花粉飛散量の予測・情報提供や、花粉飛散防止のための啓発活動などが行われています。具体的な対策の内容は、以下のとおりです。発症等対策アレルギー性鼻炎の早期発見・早期治療の推進アレルギー性鼻炎の予防のための啓発活動発生源対策スギ人工林の伐採・植替えの促進花粉の少ないスギ品種の植林飛散対策スギ花粉飛散量の予測・情報提供花粉飛散防止のための啓発活動政府は、これらの対策を推進することで、スギ花粉症の患者数を減らし、国民の生活の質を向上させることを目指しています。なお、2023年10月には、政府は「花粉症対策のパッケージ」を取りまとめました。このパッケージでは、2033年度までに、スギ人工林を約2割減少させることを目標に、発生源対策の加速化を推進することなどが盛り込まれています。
-
住宅情報サイトの「ホームズ」を運営するライフルが農業分野に参入することが、テレビ東京の取材で分かりました。19日にも、正式に発表します。※ 異業種に進出する狙いは何なのでしょうか。東京千代田区にあるライフルの本社。新たに手がける事業について、会議が開かれていました。「農業でも酪農でもあっという間に効果的な土壌をつくることができて、安心、安全、健康な野菜や牧草ができる」(ライフルの井上高志会長)「連鎖的にいい反応を起こしていく。ループという名前がいい」(ライフル アグリループの岸大介社長)ライフルが農業分野に参入するために作った新会社「ライフル アグリループ」。社長を務めるのが岸大介さんです。新会社で販売するのはもともと岸さんが所属していた研究所が開発した「KET資材」という商品。※既に北海道の一部の牧場で使用されています。「家畜のふん尿に混ぜることで瞬間的に肥料化をし、質のいい牧草を作る資材」(岸社長)KET資材を牛の排泄物に混ぜると化学反応によって、3時間ほどで肥料に生まれ変わります。従来の微生物によって肥料化する方法の場合、3カ月以上かかるため、大幅に時間を短縮できます。さらにできた肥料を使って牛の餌となる牧草を栽培したところ、収穫量が増加。餌代などのコストが半分に削減できたといいます。※ライフルと手を組み、販路を拡大させる狙いです。「これまで非常に小規模に運営していたことが広がらなかった原因の一つ。ライフルのネットワークを活用したい」(岸社長)実はライフルは地方の空き家を紹介するサイトなども作り、地方活性化にも取り組んでいます。地方に多い農業を「儲かるビジネス」にすることで、地方活性化の加速を狙っています※「新規に農業に就農して、空き家をリノベーションして住む移住者も増えている。農業の収益性を高める。生産性を高める。収穫量を増やしていく。こういったことに資することで、地方で質の高い暮らしができるというパッケージができる」(ライフルの井上会長)
-
モデルとしてデビューし、今ではコメンテーターやキャスターとしても活躍するトラウデン直美さん(24)。環境問題やSDGsについても積極的に発信し、環境省サステナビリティ広報大使に就任するなど、文化的な活動でも知られる。世間からは社会問題への意識が高く知的なイメージを持たれているトラウデンさんだが、そんな自身のイメージとのギャップには違和感を抱くことも多いという。テレビでは見せない“本音”を聞いた。「コメンテーターやキャスターの仕事をしていて、『自分は何者としてここにいるんだろう』という気持ちがずっとあります」トラウデンさんは慶應義塾大学在学中から、ファッション雑誌「CanCam」(小学館)の専属モデルとして活躍するかたわら、環境問題やSDGsについても積極的に発信を続けてきた。そして、一昨年3月に同大学を卒業すると、2023年4月からは情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)の金曜MC、同年9月からは「news23」(TBS系)の水曜コメンテーターを務めるなど、ニュースの現場にも活躍の場を広げてきた。だが、「現役大学生」という肩書がなくなったことで悩むことも多くなったという。「コメンテーターの仕事は、世の中で起こった出来事について自分の意見を言うわけですが、そこには必ず当事者の方たちがいる。それに対して、専門的な知識があるわけでも、その渦中にいるわけでもない私が意見を言う。これまでは、『一人の大学生』として発信すればいいという気持ちだったんですけど、それがなくなると、どういう立場で意見を言えばいいのかわからなくなってしまったんです」■「賢いことを言わなきゃ」という重圧トラウデンさんが単発でニュースのコメンテーターなどを務め始めたのは6年ほど前からだが、当初から悩みはあったという。「最初のうちは『賢いことを言わなきゃ』『考えずにものを言っちゃいけない』と気負っていました。自分の中で“真面目モード”が強く出すぎてしまうというか、頭がいい人として振る舞わなきゃいけないと思い込んでいたんです。だから、事前にすごく勉強して、自分の能力以上のものを出そうと必死にもがいていました。でも、そうすると当然どこかで限界が来ますよね……」そんなふうに無理をしていたトラウデンさんは、あるときから吹っ切れたという。「それまで積もり積もったものが限界に達して、ふと『もうなんとでもなれ!』と思ったんです。今、私が思っていることを素直に言おう、等身大の自分でいようって考えるようになって、少し気持ちが楽になりました」名門大学を卒業した後は硬派なニュース番組のキャスターをこなし、環境問題でも発信力がある。視聴者はトラウデンさんに知的で聡明なイメージを抱いているかもしれないが、世間が抱くイメージと“本当の自分”との間にはギャップを感じているという。「私は皆さんがイメージしているような人間じゃないんです」と漏らす。「一般的には、真面目とか優等生ってイメージが強いと思うんですけど、実際はそんなことなくて……。本当は適当でめんどくさがりな人間なんです。お酒を飲みすぎてしまう日もあります。自分の思うままに生きていたいって気持ちが強くて、学生時代もわりと一人でいました。ランチに誘われても、『ごめん、今日は本読みたいからいいや』って気分が乗らないときは断ったり。これまでは結構好き勝手に生きてきたので、今は世間からの見られ方に戸惑っています」■うそくさい人間になってしまっている自身初のフォトブック『のらりとらり。』(小学館)に、「ウラ・トラウデン “いい子って言われるの大嫌い”」という章をあえて入れたのは、イメージと現実とのギャップに違和感を抱いていたからだという。トラウデンさんは、その中で〈テレビでの姿と本当の自分との葛藤は、まぁある〉とつづっている。「芸能界はイメージでビジネスが成立している世界なので、『本当の自分を見てよ!』っていうのはお門違いな話だとは思います。けど、やっぱりテレビに映る『トラウデン直美』って私じゃないなってすごく思ってしまうんですよね……。いろんな人に合わせすぎてたなとか、いい子に見られようとしちゃったなとか、ありたい自分と振る舞ってしまう自分が違いすぎて、ずっと葛藤があるんです」最も悩ましいのは、コメンテーターやキャスターをやっていると、必要以上に「頭で考えすぎてしまう」ことだと話す。「コメントしたことが、自分が初めに言いたかったものと大きく違っていることが結構あるんです。感情じゃなくて理屈ばっかりになってしまっていることが多くて。最近よく言われるんです。『トラちゃんの言ってることって、わかるんだけど本音じゃなさそう』って……。自分がうそくさい人間になってしまっているなって感じることもありますね」■髪をばっさりと切った理由自分は本当にコメンテーターやキャスターという仕事をこれからもやっていきたいのか――。最近はそう自問自答することが増えたという。「私自身、この仕事は楽しいと思っているんです。知らない世界を知ることができるし、ニュースの裏側はこんなだったのかという発見もある。取材に行くこともすごく好きなんです。でも、向いてないなって……。これまではがむしゃらにやってきましたけど、最近は正直、向いてないっていう気持ちが強くなってきたように思います。人前に出て、批判されたりするのは、今でもしんどくて……。心ない言葉を浴びせてくる人の気持ちも考えてしまう性格でもあるので、それがまたしんどいんですよね」昨年、トラウデンさんは「心境が変化するかもしれない」と考え、トレードマークだった長髪をバッサリと切り、内側の髪を黄色に染めた。「長い髪が好きで、これまで短くしたことがなかったんです。髪を染めたり、パーマをかけたりすることも一度もなくて。そのことが私のアイデンティティーの一つでした。だけど、それにこだわっていること自体に、私がいつも考えてしまう『ああしなきゃ』とか『こうしなきゃ』っていうのが一緒に詰まっているような気がしたんです」だからこそ、人生で初めてばっさりと髪を切り、今までにない色に染めてみた。髪形を変えたときは、さまざまなことで思い悩んでいた時期と重なるという。「昨年の4月から5月ごろに、グーッと考え込んでしまって。毎年この時期はそうなんです。私は常に変化を求めているところがあるんですけど、前年からあまり大きく変わらなかったなって考えると、気持ちが落ち込んでしまう。逆に変わった部分があると、楽しいしワクワクできるんですけど、今度は変化になじむのに心と体が一致してない感じがあって、意外と疲弊していたり。とにかくいろいろなことに疲れていました」■葛藤の時間を大事にしたい自分の気持ちに素直に生きたいと思うからこそ、その分、悩みも多くなってしまう。それでも、トラウデンさんは「葛藤することを大事にしたい」と前向きに語る。「年齢でくくるのはおかしいかもしれないですけど、24歳ですし、いろいろと葛藤はあります。世の中にはいろんな人がいて、皆それぞれ何かを抱えながら生きてるんだろうと思いますし、それは大事なことなんだとも感じています。自分が葛藤しているものによく耳を傾けて、そこから見いだせるものもあると思うんです。葛藤を無視してなかったことにしてしまうと、どんどん、どんどん、自分の気持ちを押し殺して社会の歯車になってしまう。そうじゃなくて、どんな自分になりたいか、どんな自分で生きていきたいかを考え続けたいです。結局、自分を一番大事にできるのって自分しかいない。人に大事にしてもらおうとか、この人についていったら幸せになれるとかいうことじゃなくて、自分のことは自分で決めるのが一番の幸せだと思います。だから、私はこの葛藤の時間を大事にしたいなと思っているんです」※【後編】<トラウデン直美「25歳からは嫌なことはやめる」これからは「狂気的な役がやりたい!」と俳優に意欲>に続くAERA dot.編集部・唐澤俊介)●トラウデン直美(とらうでん・なおみ)/1999年、京都府生まれ。慶應義塾大学法学部卒。「2013ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリを受賞。13歳で「CanCam」の専属モデルとしてデビュー。モデルとして活躍しながら、環境問題やSDGsについて積極的に発信している。2021年、環境省サステナビリティ広報大使に就任。現在、「めざまし8」(フジテレビ系)で金曜MC、「news23」(TBS系)で水曜レギュラーコメンテーターを務める。